原因別、下痢の薬の選び方

f:id:kusurisi:20170914160859j:plain

下痢になると神に祈りますよね。数少ない宗教的体験です。なった時にはすでに判断力が無くなるので、あらかじめ準備しておきましょう。

医療機関を受診すべき場合

 細菌性やウイルス性の下痢の場合は、ドラッグストアでの対処は避けるべきです。感染性が疑われる場合や発熱がある場合は医療機関を受診しましょう。腹痛が激しかったり、発熱があったり、吐き気を伴う場合などがそれに当たります。

下痢のタイプを選ぶ

主に原因から考えるのが良いでしょう。

運動亢進性下痢

腸の動きが過剰なることが原因の下痢。
原因)精神的ストレス、暴飲暴食、消化不良、おなかを冷やすなど

分泌性下痢

腸管から水分が分泌する下痢。
原因)感染、食あたり、水あたり、食物アレルギーなど
食べ物を食べなくても下痢が持続する

浸透圧性下痢

便の水分量が増える下痢。
便に水分が貯まる食品がいくつかあります。
原因)ソルビトールなど糖類、ダイエット食品などの便に水分を含ませる食品
食べない時は下痢にならない

タイプに合った対処

運動亢進性下痢

腸が動きすぎている→動きを抑える薬
ストレスによる慢性的な下痢→腸の動きを整える→消化管運動調整薬
どちらも原因を改善する

分泌性下痢

細菌やウイルスによる場合が多いので医療機関を受診
経口補水液(オーエスワン など)を飲む(体液が分泌しているので特に大事)

浸透圧性下痢

原因となる食品の摂取を控える
 
※整腸剤はどのタイプでも補助的に効果がある
※どのタイプでも水分を補給する
 少々の下痢ならスポーツ飲料で十分
 感染性の下痢などの止まらない下痢なら経口補水液がお勧め

薬の種類から商品を選ぶ

腸の動きを抑える薬

ロペラミド塩酸塩

トメダインコーワ錠 ロペラマックサット など

眠気が引き起こされる可能性があるので、運転などの注意が必要なことは避けましょう。飲酒によっても作用が増強される恐れがあります。

ロートエキス

エクトール ストッパ下痢止めEX など

ロートエキス単剤は見つかりませんでした。ベルべリンが含まれるものがほとんどです。ベルべリンには抗菌・抗炎症作用があります。抗菌作用があるからと言って、感染性下痢の場合の医療機関の代替とはなりません。

視覚に影響するので運転などの注意が必要なことは避けましょう。赤ちゃんに影響するので授乳中も避けましょう。抗コリン作用があるので、緑内障、前立腺肥大などの方は購入前に相談しましょう。

消化管運動調整薬

セレキノンS(田辺三菱製薬)

腸の動きを整える薬です。便秘と下痢を繰り返すタイプに最適です。要指導医薬品なのでネットからでは手に入りません。店舗に行きましょう。

整腸剤

商品の種類より服用するタイミングが大事です。空腹時に服用すると、乳酸菌などの菌は胃酸で殺されてしまいます。食後は胃のpHは高くなっているので必ず食後に服用するようにしましょう。

整腸剤よりも腸内細菌の多いサプリメント

ビフィズス菌や乳酸菌を習慣的に服用することで下痢が改善されます。

当店でも販売しています。

store.shopping.yahoo.co.jp

下痢になった時の食事と日常生活

冷たい飲食物、刺激のある飲食物、脂っこい食事は控えるようにしましょう。また激しい運動は避け、安静にすることや身体を冷やさないことも大切です。